犬の緑内障検査装置

お客様の課題

これまでの検査方法は、ペンライトで被検体となる犬の挙動から検診者(専門医または、それに準ずる者)が、見えているか・見えていないかの判断と、視野角度計測具を用いて、角度算出を行っていました。


しかし、この検査方法では検診者のスキルによる依存が多く、より客観的な判断基準が求められていました。


新たな研究により、「被検体が見えている時は、ペンライトの照射から3秒以内に通常時の75%を超える瞬きを行うこと」が解明されたため、声れを判断基準とし、具体的な装置としてハードウェア、ソフトウェアの開発を実施しました。

プロジェクト概要

開発期間1年4か月


フェーズ1:要件定義
フェーズ2:学術的研究
フェーズ3:ソフトウェア開発
フェーズ4:ハードウェア開発
フェーズ5:実地試験

成果

開発された「犬の視覚応答判定装置」は、世界初の試みであり、 犬の視覚応答判定装置として満足する性能であると非常に高い評価をいただきました。


本装置の開発にあたって研究者レベルの新規知見(有光まばたき反応を指標とした視野確認反応)があり、 この新規知見を本装置が具現化しました。


本装置が、動物医療現場における様々な状況下においてその性能をいかんなく発揮できるかについては、 継続的な使用実績データが必要です。