鳥獣害防止システム(超音波銃)

お客様の課題

鳥獣による農作物の被害額は合計で約31億円にのぼり、その半数近くを占めるのはカラスによる被害となっています。
(「令和元年度 農林水産省「全国の野生鳥獣による農作物被害状況について」より)


今までも、防鳥ネット、案山子やマネキン、爆音機、嫌悪音再生などの対策を行っていますが、
一時的に効果があるものの慣れが生じてしまったり、費用対効果のバランスを考えると本格的にカラスの被害を防ぐ対策がなかなか見つからない状態です。

成果

手動で音を発生させる小型タイプの超音波銃の試作品を開発しました。


嫌がる音を鳴らすだけでは学習による慣れが生じますが、 高出力の超音波を発することにより、 対象物は強烈な不快感でその場所から退くという効果が期待されます。
また、対象物に向けてピンポイントで音を届けることができるため、 周囲に音の影響を与えることがありません。
鳥害に悩む鉄道関係者からも期待の声をいただき、フィールドでの実証実験を行う予定です。